フローレンス・ナイチンゲール
生誕200年記念

愛に支えられた
生涯と偉業

教育心理学博士久間圭子

目次

※はしがき、あらまし、他の内容は全て選択して読めます。

はしがき

フローレンス・ナイチンゲール(FN)の生誕200年は、新コロナの流行という試練の年となった。我々は今、人類の歴史における科学革命とグローバリゼーションの頂点で、世界中を巻き込む感染症の脅威にさらされている。ワクチンによる予防、治療薬や人工呼吸器の使用は限りがある。感染症が蔓延した時代に、自然の法則を発見し、実践したFN苦節の生涯と偉業を知る意義は大きい。

二〇世紀の半ばまで、人々は家で病気と看取りを行った。大家族の中で育ったFNにとって、家族や使用人の病気は生活の一部だった。病気の過程を観察している中で、FNは病気を癒す自然の法則を発見したと思われる。時代は細菌が発見された以前、近代医学の黎明期に、FNは革命に等しい衛生改革によって、感染病から世界中の人々の命を救ったのである。

本研究所の記念事業・第一弾は、FNの90年に渡る生涯と偉業を、�.�リミアへの長い道のり、�▲�リミアの天使として、��ライフワークとした世界の衛生改革、の三部に分けて考察する。内容はFNの生涯を軸に、偉業と共に豊かな人間性を伝えるストーリーとして語っている。

読者はやさしいストーリーから、正しいナイチンゲール像を知り、グローバル時代における感染症の脅威に向き合う知恵と勇気を得てほしい。

注:本論考は信頼できる公的記録やFN自筆の手紙、数十万にも上ると思われるプライベート・ノートなど、すべて原文に基づいている。

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