アセナ・コラム

アセナ・コラム

今年度のコラムについて  

はしがき

コラムでは、そのとき、そのときの経験から学んだことについて述べています。
今年度は、変わりゆく日本と日本人の姿を外国人の視点から述べたいと思います。

今年度の課題

日本人は映画やアニメ、スポーツだけでなく、学問分野においても毎年のようにノーベル賞を受賞しています。しかし、英語が話せない日本人の印象は、それほど変化していません。今では、ネィティヴだけでなく、ヨーロッパやアジア各国の人も流暢な英語を話します。ちょっとした機会を捉えて、彼らと話す度に話題になるのは「日本人の英語」です。

英語でお金儲けをしようとする人にとって、一向に進歩しない日本人の英語は絶好のかせぎどころ。良心的なALTほど、教育内容に見合わない浪費に驚いています。クリスマスの頃イギリスからやってきたALTは、サンタになり学校まわりをしたときに出会った子どもたちの反応がショックだったようです。何のための英語教育なのか。

最近は、著者や英語教員の間に中国名が目立ちます。外国人が日本語を学び、会話だけでなく執筆もできるのに、なぜ日本人は外国語ができないのか。話せない、書けないという日本人の英語コンプレックスは、今や国家的問題です。しかし、過去半世紀に渡る英語産業の肥大化によって、解決はますます困難です。

幕末(1807)に始まった英語の教育史で、初めて小学校英語を必須科目にした根拠はなにか。日本の将来にどんな影響をもたらすのか。この問題を真剣に考える研究者や著者の影が、急に薄くなったのはなぜでしょうか。

AI革命を追い風にして、脳にやさしい学習法を実践する最後のチャンスです!

おわりに

はじめて戦場に女性看護師を入れたナイチンゲ―ルの書簡があります。「最大の辛苦は、保身しか考えない人たちを相手にすることです」と。日本人の英語を進歩させるために、研究を続ける私の心に沁みることばです。

©2015 athena international research institute.