ヘンリー王子の結婚に思う

ヘンリー王子の結婚に思う

 はしがき

 お相手は離婚経験のある36歳のアフリカ系アメリカ人女優メーガンさん。「王冠か恋か」と話題を呼んだエドワード8世(シンプソン夫人)やチャールス王子(カミリア夫人)の結婚を思わせる。みな国王の家族という自分の立場を理解した上で、愛し支えてくれる人を求めた。彼らにとって時代と文化による違いに加えて王族という立場があるのだ。

一般人も、個人の立場だけでなく、家族はもちろん、時代と文化の影響は避けられない。ハリーの結婚にちなんで、国際的視点から結婚事情を比較したい。

結婚相手の選択における姓差

 男性か女性か、個人か家族か、と言う優先順位の違いがある。世界的に見て、社会的な地位・経済力のある男性優位がスタンダード。文化の違いを無視した結婚、まわりから祝福されない結婚の行く手はきわめて困難。幸福な結婚は、個人を超えて家族や親類、コミュニティ、そして子どもたちの未来を考えないといけない。

才媛兼備の女性と結婚するために

「妻をめとらば才たけて、見目美わしく、情けある」

与謝野鉄幹の「人を恋うる歌」。生立ちからして、美人はなべて情あり。多くのバンカラ学生にとって、才媛兼備の妻はかなわぬ夢。選択肢は才か美か。どちらが大切かと言えば絶対に才。しかし、子孫のためには美が以外と重要。選択肢はおのずと頭がよく、容貌は人並みの女性が無難である。

それでも才媛と結婚したいなら

才媛にこだわる人は、貧富の差と年齢差で妥協すること。多妻の時代、日本の貴族社会の初婚男児の本妻は、才媛で年上の女性が多かった。夫を亡くした才媛の妻は、年上の男性と再婚する習慣があったようだ。

 さて、エドワードもチャールスもハリーも、若い才媛兼備にこだわらない。社会経験豊かで、情あり、才ありの年長女性を選択したと言えるのではないか。[KK.HISAMA 2018.5]

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