イケメンと美人の人生:国際版(その2)

イケメンと美人の人生:国際版(その2)

はしがき

前回は、個人レベルの経験を超えたイケメン・美人の国際比較を述べました。外見は思ったより大切ですが、個人の考え方(主観)も重要です。イケメンと美人の人生に影響する進学・就職・結婚についてアメリカの事情を述べましょう。

進学・就職・結婚におけるアメリカの事情

 進学を大学レベルで考えてみましょう。ハワイの観光バスで聞いたガイドのお話のように、子どもは18歳になると親から独立し別居します。多くは自分に適した大学に進学のため、遠い大学町に移住します。進学においては、‘本などアジア諸国のような熾烈な入学試験はなく、高校の成績を中心に選考し自由に入学できること、教育は人間教育であり友人との共同生活の舞台となる大学町という社会で自立するための修行を目的とします。

 大学では学問とアルバイトを通して、就職への道を歩み、結婚相手を探す絶好の機会です。特に女性は「ハズハント」と言って、キャンパスは将来の夫と出会う場でもあります。大学町とは言え、25万人の学生が生活するキャンパスは、図書館を中心に音楽や演劇が鑑賞できる劇場が複数あり、バスケットボール・ラグビー・テニスなどのスポーツ施設やレストランも完備しています。しかし、キャンパスはドライゾーンなので、酒場は大学町や、近くの大都市へ行きます。

子どもが高校の最終学年の年、オープンキャンパスの時期に東部の名門校を全て車で廻ったことがあります。どの大学のキャンパスも、歴史ある建物や学生寮の外観・内観ともすばらしく、エリート学生の知的生活の空間に圧倒されました。中でも壮大な建物はもちろん、キャンパスの横を流れる川、植木や花壇など手入れが行き届き、壮大なスケールのハーバード大学はとても印象的でした。もう一つ驚いたことは、同校の男子学生は「トール・イケメン」多いこと。その陰には名門校の入学規定があるのですが、ここでは触れないことにします。

アメリカは実力社会と言うものの、社会の成功者は歴代名門校を卒業した家族があります。成功者の美人妻の遺伝子は男児に遺伝しやすい。ブログでも母は美人でも自分はそうでない女性が多いようです。それでも美人にあこがれ、トール・イケメンを夢みるのは、次世代に希望をもっているのでしょう。

もう一つ不思議なことは、国際結婚をするアジア女性は美人が見当たらないこと、日本の基準で絶対に相手が見つからないと思われる「ブス」も結婚しています。一人は何億円かの持参金があったとか。アジア男性の国際結婚でも美人を見ないので、人種が違うと「性格優先」など価値観が変わるのでしょう。

結 語

最後に人間の観察に卓越したイギリスの文豪、シェークスピアのことばを紹介しましょう。美人にこだわらない文学者とされていますが、「美人は内なる”virtue”(徳・高潔・貞操)の表れなり(ソネット94)」とあります。イギリスの階級社会が大切にしていた”virtuous life”です 。昔、新生日本のエリート学生の愛唱歌「妻をめとらば・・・」を思い出します。「性の自由」があたり前となった今は、幻影の美人のように思えます。それでも遺伝子のマジックによって、イケメンと美人は、人類が続く限り人々の夢と希望の花として存続するでしょう。[KK.HISAMA 2016.7]

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