米大統領選2020:before & after (その2)

米大統領選2020:before & after (その2)

 

はしがき

 新コロナ災禍の中、米国と中国が世界の主導権を争う時代に行われた選挙から3週間近い。激戦州で票のカウントが続く中、ネットでは民主党のバイデン氏(78)を次期大統領としている。一方、大々的な不正があったとするトランプ大統領と、熱烈な支持者の大群が全米でデモを展開している。

不正の元凶

 私は、新コロナが世界的に広がった4月から、選挙戦をネットでモニターしている。目的は、トランプ大統領の圧倒的な支持者が多い一方で、就任の前にオバマ政権が企て、伝統的メディアによる4年間に渡るトランプいじめの理由を知りたかった。

人生の大半をアメリカで生活した経験から、選挙の大々的な不正は納得できる。不正は投票とカウントだけではない。もっと深刻な事情は、情報を牛耳るメディアと、背後にあるコーポレーションである。ツイッター、フェスブック、グーグルの3社が、今回の選挙でも相互に連絡して、「望ましくない」情報を削除している事実が議会で証言された。

小さな不正と大きな不正

 小さな不正の元凶は、誰でも容易にできる郵送投票だ。調査によると、トランプ氏のサポーターは本人を選ぶ意志が強かった。バイデン氏の場合は「トランプでない人」。信念のない投票なら容易に不正ができる。コンピュータのソフトによる不正の可能性もある。

大きな不正は、民主党を擁護する大手メディア(新聞社・雑誌・テレビ)と、CNNPBSによる偏見だ。例えば、選挙戦の中でメデァは揃ってアフガニスタンのバウンティ(金銭目的の兵士殺害)でトランプ政権を攻撃したが誤報だった。民主党とバイデン氏に不利なニュースは一切放送しない。年齢が78歳で、場所も忘れ、失言が多いバイデン氏が、最も過酷な大統領の役割ができるか不思議であるという。

米国民主主義の危機

 選挙運動中に、西海岸のシアトル・ポートランドから、中西部のミネソタ・ウィスコンシン州の都市と、東海岸のニューヨークやワシントンまで、銅像の破壊、連邦政府の建物、商業施設の放火と略奪が起こった。無法者デモ隊は飛行機で移動したが、民主党の市長と知事は、フランス革命の如く容認を続けた。破壊と暴動が広がる中、バイデン氏は3か月間地下室に籠った。

 今回の米大統領選挙は、新コロナ災禍の中、少数民族が急増するアメリカの民主主義の危機を炙り出した感がある。オバマケアは、国民の反対の中で強行(大統領権)された。初の黒人大統領の政権下で悪化した民族の亀裂、庶民の平和と幸せの願いは遠のくばかりだ。[KK. HISAMA, 2020.11]

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